NAGIを檻に入れる

檻

あなたたちが、NAGIを檻に入れようとしたその時 ────

「……ダメ、だ」

誰かがNAGIの腕を掴みます。
それは、先程まで淡々とNAGIが犯人であると指摘していたKAIでした。

「この檻は……アンドロイドの、破壊…装置です」
「アンドロイドの…記憶データも、センサーも……ジャミング装置で、改ざんされて…います」
「これを使って……真実を見つけて」

KAIは、あなたたちに1冊の封筒を差し出しました。

あなたたちがその封筒を受け取った直後、KAIは頭を押さえて床に倒れ込みました。
そしてすぐに、首を振りながら立ち上がります。

「失礼しました。それでは、NAGIさんを檻に入れましょう」
「おや、もう一度考え直したいのですか? 何度考えても一緒だとは思いますが、お好きなだけ悩んで頂いて構いませんよ」