以下の文章はキアナ以外のキャラクターが読み上げてください。

なにもできないまま、ただただ時間だけが過ぎていった。
なすすべもないまま、故郷が、セラフィナに住む人々が失われていった。

すべてが失われていく静寂の中、猫型のアルカナが「ナーオ」と鳴いた。

以下の文章は、キアナが、みんなの選ぶべき選択肢が「CATUSの破壊」であると気づいていた場合のみ読み上げてください。

コアの暴走を引き起こしたのがCATUSだと気づいた時、血の気が引いた。
そんなはずはない、何かの間違いだと思ったが、何度考えても「2時の時点でオイルの残量が50%以上あり、制御扉の横、天井付近に開いた穴を通ってコアの部屋に入ることができる」アルカナはCATUSしかいなかった。

どうすれば良いのか、必死で考えた。
CATUSを破壊なんて絶対にいやだ。その思いと、他の全てを天秤にかけてもCATUSのほうが重かった。
私は世界ではなくCATUSを守ることに決めた。

今頃、オアシスも崩壊に巻き込まれたころだろうか。
罪悪感、悲しみ、苦しみの濁流に飲み込まれながらも、私の心は確かにCATUSを守れた喜びにあふれていた。

以下の文章は、まだ読み上げをしていないキャラクターが読み上げてください。

セラフィナ崩壊後、生き残ったのは4人の少年少女とその相棒のアルカナ達だけだった。

4人はその後、セラフィナの復興のために力を尽くしながら、その生涯を終えるまでアルカナと過ごした。

今はなきセラフィナの大地で、アルカナは今でも主人との思い出を追憶している。

 

アルカナの追憶 エンドD